ダーツケース馬鹿について③

ダーツケース

僕はダーツケースが好きで、10年来国内外のほぼ全てのダーツケースを購入している。

自社作品を含めると、ダーツケース博物館が作れるんじゃないか?というくらい圧倒的な量になる。

ダーツケースを作ることもそうだけど、研究することが好きで、毎回必ず新しい発見がある。

(縫製品に限った話です)

 

「この値段でこのケース作れるのすごいなあ」とか、「この部分の始末は工夫されているな」とか、「このケースの元ネタは〇〇じゃん!」とか、もう、究極のダーツケースオタク。

 

そんな中、購入したダーツケースに対して、ほぼ必ずと言って良いほど感じる事がある。

 

それは「詰めの甘さ」だ。

 

「何でここはこんな粗悪な素材を使ってるの?」

 

「ここ曲がってるけど、この企画よく担当者GO出したな」など言ったらきりがないくらい。

 

高飛車な言い方で申し訳無いのだけど、僕だったら絶対に世に出さない、そんなケースばかり。

 

そもそもダーツケースに不向きな生地を使っているメーカーが本当に多い。

 

ダーツケースに向き不向きなんてあるの?って思うかもしれませんが、みんな知らないだけで、あります。

 

ケースの中に入っている芯材っていう材料一つ取っても、「これ使ったらだめでしょ!?」ってのもホント多い。

 

なぜこのような「詰めの甘い」ダーツケースが世の中に多いのか?

 

ここまでくると究極のおせっかいだと思うけど、僕なりにその答えを見つけたので書いておきます。

 

理由1

企画、生産担当者の圧倒的情報不足。

 

理由2

企画、生産担当者の妥協。

 

これらには明確な裏付けがあるので後日書きたいと思います。

 

失礼を承知で言うと、いち雇われの企画者、生産者が「究極」を追求できるわけがない。

 

どこかで、どうしてもサボることを考えてしまうのがサラリーマンだ。

 

そんなメーカー担当者が作る商品と、僕が作る作品のクオリティに差が出るの、当然と言えば当然だと思う。

 

CAMEOのダーツケースは絶対に妥協をしない。

 

一つ一つ、常にそのケースにおける「究極」を求めて作っているから。

 

ブース出展した際に、何人かのお客様に声をかけて頂いた言葉がある。

 

CAMEOのケースに買い換えたんだけど、CAMEO使っちゃうともう、他のは使えないね」

 

この頂いた言葉は、泣きたくなるくらい、本当に励みになりました。

 

ダーツケースは数多くあるけれど、CAMEOの物つくりは本気度が違います。

 

まだまだ、もっともと良いケースを作りたい。

 

「これで究極かよ?」って笑われないように、これからもさらなる究極を求め続けて行きます。

 

 

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